皆さま、こんにちは。
文筆家・料理研究家のツレヅレハナコです。
お酢を使った料理が大好きで、「内堀醸造」のお酢も毎日愛用しています。
毎日……、そう言いきれてしまうのは、私が考案した食生活スタイルのおかげ。
その名も「からだ整え丼」!
作りおきとも言えないほど簡単な「仕込みおき副菜」をいくつか作っておき、ごはん、主菜とワンプレートで盛り合せる食事法です。
積極的に食べたい野菜、豆、海藻などの食材も、これなら自然と毎日摂り入れやすい。
そして、そのおかずには、お酢がぴったりよく合うのです。
塩やしょうゆ、砂糖だけの味つけばかりでは、どうしても飽きがきてしまうもの。
そこにお酢を少し加えるだけで、ぐっとメリハリの効いたおかずとなります。
「米酢」だけでなく、「黒酢」や「バルサミコ酢」もバラエティ豊かな風味にしてくれますし、「南蛮酢」や「だし酢」など、すでに調味料が調合されているものも便利!
今回は、お酢の特徴に合わせて仕込みおきできるシンプル副菜と、10分ほどで作れる簡単主菜をたっぷりご紹介します。
この中から気になったものを2~3品作って、冷蔵庫に入れておくだけでも毎日のごはんが楽しくなるはず!
ぜひ、ワンプレートに盛り合わせて、気軽に取り入れてみてくださいね。
からだ整え丼の盛り方
ごはん(白米のほか、雑穀米や玄米など好みのものを130~150g)、主菜(肉、魚、大豆製品など100gの分量を使用)、仕込みおきしておいた副菜(野菜や海藻などたっぷりと)をワンプレートに盛り合わせる。
副菜になる「作っておける酢おかず」
毎日摂りたい海藻を手軽に
「ひじきのすりごま ポン酢漬け」
材料(作りやすい量)と作り方
- 芽ひじき20gはたっぷりの水でもどす。鍋に湯を沸かし、ひじきを入れて30秒ほどゆで、ざるにあげて粗熱を取る。
- 保存容器にひじき、「美濃特選味付ぽん酢」大さじ3、白すりごま大さじ2を入れて和える。
材料は卵と「南蛮酢」だけ!
「南蛮酢味玉」
材料(作りやすい量)と作り方
- 沸騰した湯に、冷蔵庫から出したての卵を6個入れて8分ゆでる。冷水にとり、粗熱が取れたら殻をむく。
- 保存袋に「からあげに、南蛮酢」大さじ2を入れ、卵を加えて1時間以上漬ける。
だしのうまみがたっぷり
「小松菜のだし酢びたし」
材料(作りやすい量)と作り方
- 小松菜1束はゆでて水けを絞り、3㎝の長さに切って保存容器に入れる。
- 「美濃特選だし酢」大さじ3を加える。
ビネガーにハーブの香り
「にんじんラぺ」
材料(作りやすい量)と作り方
- にんじん2本はスライサーで千切りにして塩小さじ1/2をまぶし、10分ほど置いて水けを絞る。
- 保存容器に「オリーブオイルによく合うビネガー」大さじ2、オリーブオイル大さじ1、こしょう少々を混ぜ、にんじんを加えて合わせる。
なめたけがとろみの素
「レンジ黒酢なめたけ」
材料(作りやすい量)と作り方
- えのき1パックは長さを半分に切る。しめじ1パックはほぐす。
- 耐熱ボウルにえのき、しめじを入れて「臨醐山黒酢」、めんつゆ(3倍濃縮)各大さじ1を加え、ふんわりとラップをして電子レンジで2分加熱する。1度混ぜ、さらに1分加熱して粗熱を取る。
はちみつとバルサミコ酢は相性抜群
「ズッキーニのバルサミコ和え」
材料(作りやすい量)と作り方
- ズッキーニ1本は薄い輪切りにして水にさらす。水けをきって耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをかけて2分加熱する。
- 保存容器に「バルサミコ酢」、しょうゆ各大さじ1、はちみつ大さじ1/2を混ぜ、水けを軽く絞ったズッキーニを加えて和える。
クリームチーズがアクセントに
「かぼちゃのりんご酢サラダ」
材料(作りやすい量)と作り方
- かぼちゃ350gは皮をむいて3㎝角に切り、耐熱ボウルに入れる。水大さじ1を加え混ぜてからふんわりとラップをかけ、電子レンジで3分加熱する。全体を混ぜてさらに2分加熱し、やわらかくなったらフォークでざっくりとつぶす。
- 「美濃有機純りんご酢」大さじ1、塩小さじ1/4、レーズン大さじ2、ちぎったクリームチーズ30g、粗挽き黒こしょう少々を加えて混ぜる。
仕上げの三杯酢で味わい豊か
「ミニトマトの三杯酢ソテー」
材料(作りやすい量)と作り方
- フライパンにオリーブオイル小さじ1を中火で熱し、ミニトマト30個を入れて炒める。
- 表面の皮が少し破れそうになったら、「三杯酢」大さじ2を加えて全体にからめる。
オリーブオイルを加えて洋風の仕上がり
「水煮大豆とパプリカのすのものマリネ」
材料(作りやすい量)と作り方
保存容器に水煮大豆(市販)130g、1㎝角に切ったパプリカ(赤)を入れ、「すのもの酢」大さじ2、オリーブオイル大さじ1、粗挽き黒こしょう少々を入れて混ぜる。
愛用ビネガー①
在庫が切れそうになると不安になるほど大好き!今まで出会ったことのないお酢商品です。 特徴は、その名の通り自社でひいた特製だしがたっぷり使われていること。 枕崎の鰹節と利尻昆布でとるうまみたっぷりの一番だしに、こだわりの米酢と黒酢をブレンド。ポン酢ほど酸味も塩味も強すぎずおだやかで、自然な甘みは米麹の甘酒が使われています。 ゆでただけの野菜を和えたり、鶏肉を焼いて焼きびたしにしたり……主張しすぎずとも、素材にうまみがしっかりのる万能調味料!
在庫が切れそうになると不安になるほど大好き!今まで出会ったことのないお酢商品です。 特徴は、その名の通り自社でひいた特製だしがたっぷり使われていること。 枕崎の鰹節と利尻昆布でとるうまみたっぷりの一番だしに、こだわりの米酢と黒酢をブレンド。ポン酢ほど酸味も塩味も強すぎずおだやかで、自然な甘みは米麹の甘酒が使われています。 ゆでただけの野菜を和えたり、鶏肉を焼いて焼きびたしにしたり……主張しすぎずとも、素材にうまみがしっかりのる万能調味料!
愛用ビネガー②
和食にも合うやさしい黒酢。それでいて、濃厚なうまみがあり使いやすい! ドレッシングのベースにしたり、炒めものに加えると一味違う仕上がりになります。 人にお出しすると、「何が入っているの?」とよく聞かれる調味料のひとつ。 酸味が強すぎないので、じゃぶじゃぶ加えられるのもうれしいところ。 冬場はお湯と蜂蜜を加えて、ホットビネガードリンクにしても温まります。
和食にも合うやさしい黒酢。それでいて、濃厚なうまみがあり使いやすい! ドレッシングのベースにしたり、炒めものに加えると一味違う仕上がりになります。 人にお出しすると、「何が入っているの?」とよく聞かれる調味料のひとつ。 酸味が強すぎないので、じゃぶじゃぶ加えられるのもうれしいところ。 冬場はお湯と蜂蜜を加えて、ホットビネガードリンクにしても温まります。
主菜になる「パパッとつくる酢おかず」
お酢がキリッと引き締める
「牛肉とニラのオイスタービネガー炒め」
材料(2人分)と作り方
- 牛小間切れ肉(200g)はしょうゆ、オイスターソース各大さじ1、にんにくのすりおろし1かけ分をもみこみ、片栗粉小さじ2を加えてさらに混ぜる。ニラ1束は3㎝長さに切る。
- フライパンにごま油小さじ1を中火で熱し、牛肉を入れて炒める。肉の色が変わってきたらニラを加え、1分ほど炒めて「美濃特選本造り米酢」大さじ2を加えてさっと炒め合わせる。
黒酢とナンプラーでお店の味に
「サーモンのエスニック黒酢マリネ」
材料(2人分)と作り方
- サーモンの刺身200gは1.5㎝角に切る。紫玉ねぎ1/8個は薄切り、香菜2茎はざく切りにする。
- ボウルに「臨醐山黒酢」、ナンプラー各大さじ1、赤唐辛子の輪切り1本分、しょうがのすりおろし1かけ分を混ぜる。
- ボウルにサーモンを加えて和えてから、紫玉ねぎ、香菜を加え混ぜる。
文筆家・料理研究家。著書、雑誌、WEBでのコラム執筆やレシピを提案するほか、オリジナルの調理器具や食器プロデュースも手掛ける。著書に『ツレヅレハナコのからだ整え丼』『ツレヅレハナコのからだ整えカレー』(ともにGakken)ほか多数。
公開日:2025年11月27日
(Photo: KITCHEN MINORU)